【最終更新日:2020/03/31】

産後の骨盤矯正は産後2~4か月以内でないと駄目?

Q:産後の骨盤矯正は産後2~4か月以内でないと駄目?

 

A:2年後でも大丈夫です

 

いつやっても効果は同じです。

安心してください。産後の骨盤に「早い」「遅い」は無いです。

解説

産後の骨盤矯正で相談を受けるのは「半年以上経過したママ」からです。

今からじゃ遅過ぎますか?

産後の骨盤矯正は「2年後にしても効果は同じ」ですので安心してください。

いつでも大丈夫

産後の骨盤矯正はいつ受けても大丈夫です。安心して子育てに臨んでください。

特に初産のママが焦りを感じているケースが多い印象です。

行かなきゃ!もうすぐ4ヶ月になる!

骨盤が産後2~4カ月で固まっていくというのは気にしないでください。

弊社はあれは「間違い」だと考えています。

リラキシンホルモンを知ろう

産後の骨盤矯正で切っても切れないのが「リラキシン」ホルモンです。

これに関する間違った情報が多過ぎます。

ちょっと酷すぎます。

  1. リラキシンは産後1ヵ月まで分泌される
  2. リラキシンは産後6ヵ月まで分泌される
  3. 少なくとも産後約8週目までは分泌

これ全部間違いです。

リラキシンは産後2~3日で分泌は落ち着いていきます。

あくまで出産時のサポートホルモンだと覚えておいて下さい。

骨盤矯正より姿勢の歪みを注意しよう

産後の問題は骨盤よりも「全身の姿勢」です。

  • 筋肉のバランス
  • 神経のバランス
  • 身体の使い方

出産後もこれらが「妊婦さんモード」のままになっている為に腰痛や肩こりが残るのです。

え?妊婦モードは何かですって?

ドン!

妊婦モードの完成形態

これが妊婦さん特有の姿勢です。イラストは腹部だけですが、この影響は股関節から下にも及んでいますので「全身性」の歪みとなります。

しかも出産時には新たな問題が合流します。

  1. 2.5㎏の赤ちゃんが出た事で突然重心が崩れる
  2. 崩れた重心に「妊婦モード」の姿勢で適応しようとする
  3. 頼れる筋肉は妊娠~出産で疲れ果てている

この様な追い打ちが身体に起こります。

一瞬で2.5㎏体重が変わるという事は大地殻変動です。妊娠中はゆっくり大きくなりましたが、出産時は一瞬で体重と重心位置が変わります。

これは物凄い負担です。

本来ならこの突然生まれた「新たな環境」に適応するリハビリが必要ですが、「子育て」が始まると更に新たな負担がママに押し寄せます。

  1. 夜間授乳で体内時計が狂う
  2. 睡眠が取れず自律神経が狂う
  3. 会陰切開の傷の為、お腹に力が入らない

負担の三重奏です。これで腰痛や肩こりが起こらない方がおかしいのです。起こらない方は「健康貯金が高い」か「感覚が鈍い」かのどちらかとなります。

骨盤よりも身体全体を大切にしましょう

産後は骨盤より熟睡を優先

産後の骨盤矯正を急ぐ必要はありません。

まずは子育てに集中し、子供の生活リズムが落ち着いてから「ゆっくり」産後の骨盤矯正を受けてください。寝不足で受けても身体が刺激を受け取りません

弊社としては産後の骨盤矯正を受けるベストタイミングは以下の条件を満たした時です。

  1. 赤ちゃんが夜しっかり寝る
  2. 卒乳※ホルモンバランスの問題

この2条件を満たした時こそがベストタイミングです。

産後ケアは産後すぐでいい

産後の骨盤矯正は条件を満たした時が良いですが、産後ケアに関してはそれこそ産後2ヵ月くらいで受けても大丈夫です。

これはホルモンバランスが妊娠前の状態に戻るのが産後2ヵ月だからです。

  1. 産後の身体の状態を確認
  2. 筋肉のバランス調整
  3. 神経のバランス調整
  4. 身体の使い方のリセット

妊婦さんモードの身体を「成人女性の形」へと取り戻していく事自体は早い方が良いでしょう。

総論

産後の骨盤矯正はゆっくり眠れる様になってからでいい。

直営院もご利用下さい。

弊社、(同)腰痛治療ナビの直営院は吹田市千里丘下にあります。

手前味噌ですが、直営院は北摂では唯一の全身調整による産後ケア(骨盤矯正含む)を行っております。手間を惜しまず丁寧に施術をするのが特徴です。

一般の予約受付をしているのは1院のみですが、宜しければご活用下さいませ。

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