【最終更新日:2020/03/27】

坐骨神経痛になった時

Q:坐骨神経痛になった時

 

A:冷静になりましょう

 

慌てると痛い目を見ます。

解説

坐骨神経痛は診断名ではなく「症状名」です。

ドン!

緑の線が坐骨神経

「坐骨神経+痛み=坐骨神経痛」

「ペン+アップル=アップルペン」みたいな展開ですが坐骨神経痛とはそんなものだと覚えて下さい。

坐骨神経痛とは坐骨神経に走る痛みであると。

椎間板ヘルニアの際に良く起こる

坐骨神経痛は椎間板ヘルニアによって生じるケースが多いです。

ヘルニアが脊髄神経を圧迫して、坐骨神経痛が生じる訳です。なので坐骨神経痛で病院や治療院に相談をすると「椎間板ヘルニア」を真っ先に疑われると思います。

SLR検査、いわゆるラセーグ兆候を確認する事は鉄板です。

ドドン!

こんな検査

先生が「伸ばした脚」を持ってゆっくり持ち上げる検査です。

実際に坐骨神経痛がある場合は10°くらいの角度でもう痛いです。20°なんて悶絶します。

30°以上は持ち上がり、60°もクリアーしたら痛くてもそれは坐骨神経痛ではないでしょう。他の何かを考えてみてください。

椎間関節障害でも良く起こる

椎間板ヘルニア以外でも坐骨神経痛は起こります。その代表的な疾患が「椎間関節障害」です。

椎間関節が詰まってしまって神経を圧迫し、坐骨神経痛が生じるケースです。

ドドン!

ここが椎間関節である

椎間関節は「椎間板と椎間板の間の関節」ではありません。「椎骨と椎骨の間の関節」になります。「椎骨の間」で椎間という訳です。

実に紛らわしいですね。

この関節に不具合が生じた時、イラストにある神経(白いゴムホース)が圧迫されて神経痛が生じやすいのです。

イラストを見る限り「そんな事あるの?」と言いたくなる気持ちもわかりますが、非常に精緻な構造をしている部分でして、ほんの少しのズレ・変化であっても結構な影響を受けるのです。

なので、天津木村さんじゃないですが「あると思います」という事です。

坐骨神経痛の原因が大事

坐骨神経痛自体は別に明らかにしたところで余り意味はありません。問題はそこから先です。

何が坐骨神経痛を起こしているのか?

そこが一番大事なポイントだと考えてください。

何度でも言いますが、坐骨神経痛は結果的に生じた「神経痛」に過ぎません。坐骨神経痛の治療は何だ?と聞かれても誰にもわからないのです。

むしろ「わかる」と言う人がいたら、その人には医学書をプレゼントしてあげましょう。勉強不足です。

手っ取り早いのは病院

これが一番です。まずは病院でしっかりと検査を受けて間違いない坐骨神経痛のプロセスを明らかにしてください。坐骨神経痛には1人1人の「物語」が詰まっています。

これが俺の物語だ!

とFF10のティーダ君みたいに宣言できる様になってください。治療法は自然と絞り込まれます。

総論

坐骨神経痛は原因を明らかにすれば怖くない。

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