【最終更新日:2020/03/25】

初回割引はお得ですか?

Q:初回割引はお得ですか?

 

A:お得ではありません。

 

営業機会となっています。

「身体、相当悪いですよ」と言われる前提で受けて下さい。

解説

初回割引は「フック」です

患者様からよく質問される内容です。初回割引を設定する院がそれだけ増えてきたのだと思います。80%オフなど、かなり刺激的な割引率が多いのも最近の特徴です。

2,980円なら安い!

通常が10,000円の院が2,980円です。確かに凄い。「行きたくなる」のもわかります。ですが、ここで患者様は大きな勘違いをしています。

正規料金と同じ内容の施術が受けられると思っているのです。

割引施術の初診は「フック」の役割

これは殆ど全ての人が勘違いしています。強烈な割引による初診は「金額分」の内容になります。そして内容は検査が中心です。その理由はとても簡単です。

  1. 初診で「悪いところを自覚してもらう」
  2. 2回目以降の「通院の必要性を理解してもらう」
  3. できれば回数券を提供する。

これが割引初診の黄金パターンです。要は2回目以降の通院に繋がる「引っ掛け(フック)」としての役割を担っているのです。

これが案外見えていない患者様が多いです。

初診で改善されたら大赤字

初回割引をする院は初回で終わらせる気は全くありません。初回で良くなってもらっては困ります。だって初診は大赤字だからです。もしもそれで「ギリギリ黒字」になるならそれこそ大問題です。じゃあ正規の10,000円の利益率は幾らなんだとなります。

話を戻しましょう。

初回で施術完了されたら大赤字。だから初診から本気モードの通常施術はできません。それは経営としてはただの自傷行為です。

本気は出せない、かといって適当過ぎるものマズイ。じゃあどうするのか。

「その場の変化を重視する」

いわゆるピンポイント治療に注力する事になるのです。

それは「根本治療」から最も遠ざかった「対処療法」です。

割引初診は「営業機会」に過ぎない

一般の患者様は「80%オフなんて凄いお得じゃない!」と感じ、初診予約を取ります。

一方の治療院はこう考えています。

「対面の営業機会がこの金額で得られるなら安い」

認識が全く違うのです。

  • 患者:お得に施術を受けられる
  • 治療家:お得に営業機会を得られる

届くかどうかもわからない広告やチラシに何十万円もかけるより「今痛みに悩み、院を探している人」と確実に会えて直接営業ができる機会が数千円で得られる事は大変メリットが大きいのです。

施術を割り引くというスタンスなら大赤字です。

ですが「見込み患者」との直接の営業機会を得るというスタンスなら「安い」のです。

回数券30,000~50,000円を販売できたら一瞬で黒字です。

なので、初回施術で本気で治そうとは思いません。本気で売ろうと思うのです。

どうして断言できるかですか?

実際に受けたからです。

1人のスタッフが15年間で2,000以上の院を実際に受けています。一般の患者としてです。

元患者であり、業者であり、臨床家でもある我々は受けたらわかるのです。

  1. 本気で治そうとしている
  2. 施術より営業を重視している
  3. 流れ作業で施術をしている

これは「何とかしたい」と心から願う患者様ならすぐに気付きます。指先、言葉に「魂」が乗っているかどうか感じ取れるからです。

直営院でもチャレンジ

実は直営院でも同じことをしたことがあります。

  1. 自院の施術を知ってもらう
  2. こんな選択肢がある事を知ってもらおう
  3. 手抜きは一切無しだ!

本気で2,980円で施術に取り組んだ結果。。。。。

患者様からはとても喜んで頂けました。口コミも沢山頂きました。そして大赤字になりました。2,980円では軽症の方ばかりが集まり、1回で十分だったからです。

予約は止まらず、本気で向き合う事で赤字が垂れ流される直営院。

赤字を止めて黒字化するには簡単でした。

本来の1回分を3分割する。

弊社はそれだけは絶対にできません。

嘘をつかず、本気で向き合うと大赤字になる。それが初回の大幅割引です。

総論

院側は「2回目から本番」と考えている。

直営院もご利用下さい。

弊社、(同)腰痛治療ナビの直営院は吹田市千里丘下にあります。

一般の予約受付をしているのは1院のみですが、宜しければご活用下さいませ。

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