推拿(すいな)について

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推拿(すいな)について

日本ではまだ余り認知のされていない中国の手技療法です。

諸説様々なのですが、この推拿(すいな)が日本人向けに改良され、独自の発展を遂げたものが「按摩/指圧」であるとも言われています。 ※基本技術が非常に似ている。しかし現在の「按摩/指圧」は中国の推拿とは異なるものとする意見も強い。

日本ではまだまだ認知されていない技術ではあるものの、中国では「鍼灸」「漢方」に並ぶ「三大療法」とされ、病院にも「専門科」があります。

つまり、中国ではれっきとした「医療行為」として浸透をしている技術なのです。

その技術の特徴は、とにかく「ソフト」で「優しい」手技であるという点に尽きます。

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推拿と西洋の手技との関係

推拿にはこのような「治療概念」があります。

  • 1.理筋:筋肉、靭帯といった軟部組織を整える
  • 2.整脊:脊椎を整える

手技療法をある程度学ばれている方や調べられている方はお気づきかもしれません。

西洋医学のオステオパシーやカイロプラクティックと同じ概念を推拿も持っているのです。

勿論、更に掘り下げれば脊椎の歪みの概念やその因果など、若干異なる部分も出てきますが、
互いに 「基本的には」 同じ目的地を目指していると言って良いでしょう。

ただ、何よりも驚くべきは、カイロプラクティックやオステオパシーの歴史はまだ100年~程度ですが、推拿の歴史は3,000年を超えているということ。

ひょっとすると、カイロプラクティックやオステオパシーが技術として体系化される際には、この推拿の概念も組み込まれていた可能性があるという事です。

どちらが上という事ではないですが、そんな形で両者が関わっているとしたら、とても素晴らしい事だと思います。

どの時代、どの場所であろうと、目指した場所、辿り着いた場所は同じだった。

こういう事だったのではないでしょうか。

また、推拿は東洋医学ならではの要素、「経穴・経絡」を活用した「気」の調整を可能としています。

中国医学を基に発展してきた手技療法ならではと言えますが、更に中国では「中西医結合」が謳われ、東洋医学の概念に西洋医学の長所も取り入れ、更に推拿を改良・発展させるに至っています。

伝統療法としての推拿と、最新の手技療法としての推拿。

推拿は時代の先を行く「伝統療法」として今なお改良が進められている手技療法です。

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200を超える手法を持ち、対象範囲が非常に広い「総合整体」

推拿は非常に多岐に渡る「手法」を持ちます。

その数200超です。

この200種類を超える手技を使い、全身の筋肉や腱、靭帯といった軟部組織を緩め、更には経穴・経絡を通しての全身の「気の調整」も行い、更には「骨格」の僅かな歪みも逃さずに整えるという、「全身整体」を行う技術です。

また、患者さんの状態に応じて

  • 推(おす)
  • 拿(つかむ)
  • 捏(こねもむ)
  • 按(おさえもむ)
  • 摩(さする)
  • 拍(たたく)

といった様々な基本技法も使い分け、身体にとって無理の無い施術を行います。

按摩/指圧の技術を持ち、

カイロプラクティックのような関節部位へのアプローチも持ち、

更には中国医学に基づく「経穴・経絡」を使った神経系~内臓系の調整も可能とする。

このように、非常に対応範囲が広く、かつ身体に優しい整体技術として、推拿は発展・改良されてきたのです。

日本ではまだまだ推拿を受けられる治療院が少なく、エステや痩身の業界で推拿の技術が活用されている事も少なくありません。

ですが、本来の推拿とはこのように非常に幅広く手技療法だという事を覚えておいて下さい。

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日本における「推拿」は民間療法

ここまで「推拿」の特徴を紹介してきましたが、残念ながら日本での「推拿」は1民間療法です。

その為、誰でも「推拿」を名乗る事が可能であり、日本国内において「推拿」の技術レベルは非常に不安定です。

ですので、優れた施術家による「推拿」を受けたいと希望した場合、地道に情報を集めていくか、学校に紹介をお願いするしかありません。

「推拿」がどれだけ素晴らしい技術だとしても、それを扱いきれる施術家がいなくては意味がありません。

これは民間療法に限らず、国家資格保有者においても当てはまるのですが、

「誰が施術をするのか」

この点は、「どのような手技・技術をされるのか」という点に比べても圧倒的に重要な点となります。

誰もが健康になりたいと願い、優れた施術家を探します。

ですが、今の日本は「玉石混交」の状態にあるのが実際です。

ですので「推拿」だから安心、とは思わずに、どのような先生なのか、信頼できるのか。今までの臨床実績は?

等など、納得がいくまで調べて聞いて、最後にはしっかりと自分で責任を持って決断をしてください。

腰痛、肩こり、ヘルニア、どのような症状であったとしても、「患者自身の決意」がなくては治るものも治らない。

結局はそれだけは不変の真理だと思います。

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