○優しく、柔らかい手技で「脳」に「安心」を届ける自然形体療法
自然形体療法の施術は、初めて受けた誰もが 「・・・え?これが整体?」 と驚く程の柔らかさを持ちます。
これは、「身体」に対する働きかけではなく、「脳」に対する働きかけの為です。
自然形体療法では「痛みの原因」から施術の段取りを立てていくのですが、その施術の対象は「触れる部位(身体の一部)」ではありません。
腕や肩、足首などを通して
「身体の脳 = 自律神経(無意識領域) (※1)」
へと働きかけているのです。
これは、「肩や腰の痛み、筋肉のコリ」はあくまで「結果」であって、その根本原因は「脳の認識にある」 と考える自然形体療法独自の理論から成る手法です。
この脳の認識を自然形体療法では
- 「脳の学習(※2)」
- 「過剰防衛反応(※3)」
という2つの状態に定義付け、これらの状態を施術を通して解消していくのです。
社会生活の中での決まった生活(デスクワーク/運動不足等)、日常のストレスなど、常に身体は刺激に囲まれ、緊張を余儀なくされています。
そんな状態の中、「身体の脳」は毎日続く歪んだ姿勢を「正常」と認識してしまい(脳の学習)、歪みを『正常』とみなした身体は常に歪み、緊張状態を強いられます(学習の定着)。
正に24時間緊張状態のようなものです。
こんな「臨戦態勢」が続けば、身体は当然疲れていきます。
結果、「気の抜き所」を忘れてしまった身体の悲鳴が「筋肉のコリ」、「痛み」や「痺れ」という形で現れているのです。
そこで、自然形体療法では「安全」と「危険」の区別がつかなくなってしまった「身体の脳」に対して
「今はもう大丈夫。力を抜いても大丈夫。安全な環境(姿勢)に戻っているよ」
と、外から " そっと " 「安全な状態」である事を伝え、身体の緊張を解いていきます。
外部からの刺激に集中していた意識を " ホッ " と一休みさせ、身体の内側へと意識を向ける為の「ゆとり」を生み出し、自然治癒力を回復させるのです。
自然形体療法の手技が、余りに優しく、柔らかい理由。
それは、「安心」と「危険」の区別がつかなくなった 過敏状態 の「身体の脳」に、「安心・安全」を伝える為です。
自然形体療法では、「心の脳(意識)」が満足する刺激での施術は行いません。
「身体の脳(無意識)」 にとって「心地良い、安心できる」 刺激での施術を行うのです。
ゆえに、自然形体療法の施術は「痛みを感じさせない」事が最低条件とされています。
※1 自然形体療法では、人には「心の脳(認知・思考・判断:大脳新皮質)」 と 「身体の脳(呼吸・内臓運動・反射:自律神経)」 の「2つの脳」が存在しているとしている。そして、身体の健康状態を把握・管理しているのは「身体の脳」であると考え、施術を通して「身体の脳」に働きかけ、内側から健康を取り戻していく流れを取る。
※2 「脳の学習」 : 同一姿勢・作業を長時間続ける事によって、その体勢・姿勢を 「正常な状態」 と脳が認識してしまう事。歪みの1要因。また、「痛み」そのものの学習もある。
※3 「過剰防衛反応」 :外界からの刺激を受け続けた 「脳の学習」によって、常に緊張状態を強いられた身体が、力の抜き所を忘れてしまい、些細な刺激にも敏感に反応してしまう状態。慢性化の1要因
自然形体療法の施術の流れ
○施術の流れは一般的な手技療法と同じ
施術の概念としては非常に独創的な自然形体療法ですが、その施術の流れ自体は一般的な手技療法と大きく変わるものはありません。
- 1. 問診
- 2. 検査
- 3. 施術
- 4. 確認
- 5. アドバイス
といった流れでの施術となります。
ただ、その施術における刺激が余りに 「柔らかい」 内容となる為に、初めて経験される方の多くが
「・・・・え?」
と驚かれるのです。
繰り返しになりますが、その 「柔らかさ」 の理由は「心の脳(意識)」を対象とした施術ではなく、「身体の脳(自律神経等)」を対象とした施術であるからです。
自然形体療法の施術は「身体の脳」にとって、最も適した刺激・動作による手技となります。
「身体の脳」は思考しないで、ただ即座に反応しますから即効性があるのです。
○大切な事は常に「変化を実感してもらう事」
「身体の脳=自律神経」に対して直接働きかける自然形体療法は、「心の脳=意識」の納得を得てもらう為に「身体の変化」を都度「確認」してもらう形を取ります。
非常に優しい施術でありながら、身体にどのような変化が起こっているのか。
この変化を確認してもらう事によって、徐々に「心の脳」での「理解」を促していくのです。
- 「身体の脳」は施術を通して、確かな返事を返してくれます。
- 「心の脳」は「変化の確認」という確かな「認識」で施術を理解してくれます。
そして、この「2つの脳」の理解が深まった時、内側に備わっている「自然治癒力」が最も発揮されるのです。
自然形体療法は主に「身体の脳」に働きかける手技療法ですが、「心の脳」に対してもしっかりとサポートをする手技なのです。
○自分の症状を "すっかり" 忘れるくらいの改善を。
自然形体療法にとっての「本当の治癒」とは、単に痛みなどの症状を取り去る事ではありません。
- 「症状・違和感を自覚しなくなる状態」
- 「すっかりその事を忘れてしまっている状態」
の事を指します。
とても酷いぎっくり腰で悩んでいた人が、腰の事をすっかり忘れて運動を楽しむ。
他人に言われて初めて「あ、そういえば前にぎっくり腰でエライ目にあった事があったかも(笑」と思い出すような。
この状態においては、例え腰に何か異常が起きたとしても、心の脳が「あれ?腰がおかしい」と認識をする前に、「身体の脳」が「今のうちに治してしまおう」と自律的に治癒させてしまいます。
つまり、常に完璧な健康状態にあるのではなく、何か異常が起きても、独自に対処できる状態を実現しているのです。
「技術が身体を治す」 のではなく 「自力で治せる身体」 を整える事。
これが本当の治癒であり、健康であり、自然形体療法が目指すゴールなのです。
「自己療法」 「自然鍛錬法」 「施術」 による三位一体の治療の形。
○自宅でもできる自己療法が豊富
自然形体療法は自宅で簡単にでき、かつ確かな効果が実感できる「自己療法」を豊富に備えた手技療法です。
治療院に通うというのは、患者側にとっては「経済的」「時間的」「精神的」な負担が決して少なくはありません。
やはり、通う回数・時間は最小限に抑える事が理想的なのです。
そこで、自然形体療法では「自己療法」という形で、患者様自身が「自分で」自分を調整する術を確立しています。
他でもない自分自身の身体のことです。
「できる事はなるべく自分で行う」という姿勢で臨む事が健康な身体に戻る「最短距離」だと言えるでしょう。
ただし、見よう見まねで行うのではなく、自然形体療法の治療40か条(※1)を理解したうえで取り組むことが大切です。
そうしないと、身体をリラックスさせるどころか、身体が緊張してしまい、「身体の脳」を警戒させてしまうという本末転倒な事になってしまいます。
※1:自然形体療法の基本ともいうべき人体の概念。自然形体療法の手技は、全てこの40ヶ条で述べられている「身体の特性」を活用したものなのです。
○治療に加えて筋強化も図れる「自然鍛錬法」の確立
自然形体療法では「自己療法」の他に、筋力アップ・美容効果も得られる「自己鍛錬法」も構築されています。
この「自己鍛錬法」は「マザーキャット」と呼ばれる専用の道具を使い、軽く身体に働きかけるだけで十分な刺激が伝わる為に、ご家庭で誰でも気軽に取り組む事ができるのが特徴です。
また、筋力アップ・美容効果に限らず、各種症状の改善にも大きな効果があることが実証されており、自然形体療法の治療家、プロ格闘家にも愛用されている優れた「プロの道具」です。
「治療院に通う」という前提条件が当たり前のこの時代において、「自宅で、自分でできる事はできるだけするのが良い」とするのは自然形体療法の持つ、独特の特徴と言えるでしょう。
○「施術」「自己療法」「自己鍛錬法」の、三位一体の関係が理想。
自然形体療法は元々、「自然で安全・安心。かつ確かな手技療法」の確立を目標として研究の始まった手技でした。
それが「自分でできることは自分ですべき」という考えのもと、「自己療法」という、 「 自宅で、自分で取り組める『健康法』 」 の開発へと歩を進め、更に「より屈強な、身体に異常が起こっても無意識が自律的に対処できる身体を創る」という形へと進化し、「自然鍛錬法」が生まれるに至りました。
自然形体療法はこの「自然形体療法」「自己療法」「自然鍛錬法」という「三位一体」の先にこそ、屈強なる身体、心、魂が創造されると考えています。
腰痛や肩こり、膝痛といった症状の根本的な原因を解消をするのは自然形体療法があります。
そして、ちょっとした症状、違和感に対しては自分で対処する「自己療法」があります。
更に、その先には自分が意識する前に、身体が自律的に対応するという、理想的な身体を創造する為の「自然鍛錬法」があります。
自然形体療法では
- 「身体の悲鳴を聞く事ができる」
- 「悲鳴に対して自分で対処できる」
といった状態を「真の健康」とは考えていません。
あくまで「無意識下」で自律的に問題を解決し、健康を維持する、再生する身体をもってして「真の健康」であると考えているのです。
そして、自然形体療法では、その「真の健康」を得る為の「三位一体の体系」を
- 「自然形体療法」
- 「自己療法」
- 「自然鍛錬法」
という三つの型によって実現したのです。

















