整体について

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整体について

日本の手技療法で代表的な民間療法と言えば「整体」です。

その名が示すとおり、「体」を「整える」事を目的とする手技療法になります。

ただ、この整体という手技療法はその源流とも言うべき技術体系が曖昧(議論百出)の状態で、他の民間療法に比べると「誰か」が作り上げたというより、「時代の流れ」によって自然と整えられていった技術体系といった印象が強いものです。

今の所、最も源流に近い整体技術の体系は「野口整体」にあるのではないか、とされていますが、未だ定かではありません。

ですので、本サイトにおける整体の紹介についても、その歴史的背景については省略します。

あくまで「整体」という手技療法がどのようなもので、今の日本ではどういった整体治療が存在しているのか、についてわかり易く説明をします。

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整体治療とは国内外の手技療法の集大成として日本で誕生した

「整体」という治療法はどのようにして生まれたのか。

その正確な起源については未だに議論がされており、明確に結論付けられたものがありません。

大きな時間の流れの中に、徐々に技術がこねられ、形になると分派し、と大きな幹となる前に枝分かれを繰り返していた為に、明確な「整体の祖」もなければ、源流と呼べる体系も存在していないのです。

ただ、一つだけ「整体」に対して言えることがあります。

国内外の手技療法を取り込み、改良をして、整体という技術体系へとまとまっていった

という事です。

つまり、「カイロプラクティック」「オステオパシー」「鍼灸」「推拿」「柔道整復」といった代表的な手技療法の特徴を上手く取り入れ、日本人の体にあった新しい手技療法として改良をしていった。

それが「整体」という一つの技術として完成した、という事なのです。

ただし、「整体」は本流ができる前に枝分かれを見せている手技療法です。

その、取り込んだ手技療法の数だけ、治療の特徴も含む整体ですので、枝分かれをする数・その技術的な道筋は当然ながら、非常に多いです。

その結果が、今の整体治療院、整体学校の数に繋がっているとお考え下さい。

恐らく、遠からず近からず、その技術的な概念の根幹部には、別の整体学校であっても、共通する部分が非常に多いのではないかと思われます。

日本の手技療法家達が、海外から日本へと伝えられる手技療法の良い所を吸収し、より日本人に適した形での手技療法へと纏め上げた「整体」

この「元々あった物を工夫して、より優れたものへと発展させる」

正に日本人のお家芸ともいえるこの作業。手技療法においても、日本人の工夫の心が生かされていたのだなと感慨深く感じます。

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整体治療は「筋肉調整」「骨格矯正」まで幅広い

国内外の手技療法のメリットを取り入れて新たに作り上げられた「整体」は、取り入れた手技療法の数だけ治療法もあります。

  • カイロプラクティックの持つ骨格矯正技術
  • オステオパシーの持つ筋肉調整技術
  • 推拿の持つ、全身の経穴理論

つまり、「筋肉の調整」も「骨格の矯正」も「経穴による気血水の調整」も全て整体の技術の中に息づいている、という事なのです。

ですが、全ての整体においてそうなのか。となりますと、それはまた別の話となってしまいます。

整体はその技術体系の編纂の中で、細かく枝分かれを見せていった技術です。

そのため、「この整体では主に筋肉の調整を」「あの整体では主に骨格の矯正を」「その整体では筋肉調整の後に骨格の矯正を」といったように、幅が非常にあるのです。

ですので、整体手技というのは、「何でも幅広く行う下地がある」と言えますが、その整体の特徴によって、同じ「整体」であっても、全く異なる治療法であるとも言う事ができるのです。

この「圧倒的な幅の広さ」は手技民間療法が沢山あるとはいえ、この整体にのみ見られる特徴となります。

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千差万別、ピンからキリ、の整体業界

現在の日本では整体という手技療法は、法制度が整っていません。ですので、民間療法の位置づけとなります。

そもそもの技術的な体系がまとまっていない、枝分かれの数が非常に多い、このような背景を抱えている整体は恐らく、国内の手技民間療法の中でも最も法制度が難しい手技療法であると考えられます。

何故なら、法制度の確立には「一般性」というものが必須だからです。

「A整体」「B整体」でアプローチする部位、方法論、そして人体に対する考察などが異なっている以上、「これが一般的な整体です」とまとめる事ができず、それはすなわち、国家試験等が準備できない、技術的な確かな担保素材が存在しないし、そもそも作りようがない、という事に繋がるのです。

そんな現実を知ってか知らずか・・・

「整体」の看板は非常に町中に溢れるようになってきました。

そして、整体師を育てる専門学校も沢山増えています。勿論、発行されるのは独自の認定資格となります。

このような状況で、一番困るのは誰なのか。

患者さんに他なりません。

  • 何処の看板も余り違いがわからないんだけど・・・・
  • この○○整体って一体何の事だろうか・・・
  • ●●●認定ってどういう事なのかな?国家資格みたいなもの?

といった「そもそも、手技療法に詳しくない患者様」の悩みが今の日本には溢れています。

これは勿論、整体に限った問題ではありません。手技療法全体の問題と言えます。

この問題は一朝一夕に解決がつくものではなく、また今後は整体・カイロプラクティックといった民間療法の看板が増えていくのと同時に、「国家資格」である柔道整復師・鍼灸師・按摩・指圧・マッサージ師といった「資格持ち」の手技療法家もまた、続々と増えてくるのは間違いありません。

「どれも一緒に見える」

と言う時代が間違いなく目の前に迫っているのです。

整体を含めあらゆる手技療法は「ピンからキリまでの時代」がやってきています。

そんな中で、必要な事は「治療家を見極める患者力」です。

  • 「この整体師はどういった人なのだろうか」
  • 「自分のような症状を過去に治療したケースはあったのかどうか」
  • 「この整体師の先生は『健康』をどのようなものと捉えているんだろうか」

といった見極めが「患者側の義務」となる時代がやってきているのです。

自分の健康を任せるに足る治療家を見出す。そして自分自身で決断をする。

自分の健康については自分で徹底的に取り組む姿勢が今後必要になってくる事は間違いないでしょう。

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