整形外科について

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整形外科について

現代社会において、「腰痛」「肩こり」等、筋肉や関節の問題を取り扱う専門科の代表格が整形外科です。

いわゆる、西洋医学の専門科となります。

  • 保険診療が可能なので経済的
  • 西洋医学に属する医師による診察なので安心
  • レントゲン・MRIなどの画像診断が可能
  • 豊富なリハビリ施設もあるので、通い易い

といった様々な要因からも多くの人、特に初めて「肩こり」「腰痛」「神経痛」等を発症した人が通われています。

なお、整形外科の得意分野は「関節運動学」の領域となります。

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整形外科での診察方法

整形外科における診察方法には一般的な流れがあります。

  • 1.問診による診察
  • 2.触診による「筋肉」「骨格」の診察
  • 3.「X線レントゲン」「MRI」「CT」による画像診察
  • 4.症状の診断
  • 5.治療法の策定
  • 6.治療の実施

このような流れになります。

勿論、西洋医学ですので、健康保険が適用され、費用は自己負担3割による治療が可能です。

ですので、初診時に2~3,000円程度が必要となりますが、それ以後のリハビリ等の治療目的の通院の場合、回あたりの費用は数百円で済みます。

また、治療の幅も整形外科は非常に幅広く、

等の様々な治療法があります。

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整形外科の主役は「保存療法」

整形外科で主な治療法、いわば、整形外科の治療における「主役」が 保存療法 となります。

患部周辺の筋肉を温めてあげる事によって、筋肉のコリをほぐし、圧迫されていた血管を開放します。

そして、開放された血管を経由して、豊富な酸素と栄養を筋肉へと供給する事で、疲弊した筋肉を回復させていく流れとなります。

ちなみに、保存療法の中には幾つかの治療法があります。

  • 温熱治療 : ホットパックや蒸しタオル等を使って、患部を温める。
  • 電気治療 : 遠赤外線やレーザー等を使って、患部を内側から温める

それぞれ、適性・特徴がありますので、患者様の症状の状態、筋肉・骨格の状態に合わせて適宜選択をしていく流れとなります。

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牽引療法

骨格の歪みによる疾患を抱えている患者様に行う治療法が「牽引療法」です。

牽引専用のベッドに身体を固定し、一定の加重をかける事で牽引作業を行います。

主な目的は「腰椎・胸椎」の牽引作業と、「頚椎」の牽引作業が主な牽引で、狭くなった脊椎の間隔を広げる事に使われます。

なお、牽引そのものの方向にも種類があり、

  • 水平牽引型
  • 垂直牽引型(自重型牽引)

とがあります。

日本では一時期垂直型牽引機が流行った時期がありましたが、高血圧の方、心臓に疾患をもっている患者様など、垂直牽引をすると症状悪化の可能性がある場合が水平牽引に比べて多く、

日本の整形外科で普及している牽引機は「水平牽引機」となっています。

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運動療法

整形外科における運動療法とは、「リハビリテーション」で一般的な関節運動学の分野です。

ですので、正に整形外科の最も得意とする分野と言えるでしょう。

長年使っていなかった関節は筋肉が弱り、靭帯が硬くなり、中々正常な稼動を見せてくれません。

無理に動かす事で余計に痛みが走る事も多いのが現状です。

そのような、いわば「ヘソを曲げた」関節の動きをゆっくりゆっくりと、しかし確実に元の正常な状態に戻していくのが整形外科の運動療法の目的です。

ですので、実際にこの運動療法に関わる患者様は、「腰椎椎間板ヘルニア」「頚椎椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」といった症状・疾患を持ち、手術治療を選択した方が多いです。

つまり、患者様の「衰えてしまった機能回復」を行う治療法なのです。

その治療内容はストレッチに近いものとなります。(専門的にはPNFテクニック・アスター等)

靭帯が固まっているのであれば、ゆっくりそれを伸ばし、

筋肉が弱っているなら、ゆっくりと収縮活動を促し、血液を循環させ

最終的には関節の動きを正常なレベルへと戻していく。

「痛みをとったら治療完了」と考えられがちな昨今ですが、縁の下の力持ちとでも言うべき、とても大切な治療法なのです。

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ブロック注射

整形外科の治療において、即効性という点においては最強に近い治療法がブロック注射です。

ただ、現在のブロック注射は整形外科ではなく主にペインクリニックの治療法として一般的になっています。

その名前が示すとおり「ブロック」する為の注射治療なのですが、その治療対象は一体何なのか。

「感覚神経」「自律神経(※自律神経の場合は部位に大きく影響を受ける)

がその治療対象です。

そのため、ブロック注射とは、一般的には「神経ブロック注射」という呼び方をするようになっています。

「感覚神経」と「自律神経」を局所麻酔でブロックし、神経伝達を意図的に阻害させる。

これによって、「痛み」に関する生体電流が滞り、痛みを「感じられなくなる」わけです。

この局所麻酔は歯医者さんの麻酔をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。

ただ、この場合、注意すべき事は「局所麻酔」による鎮痛治療である、という点です。

痛みの感覚は確かに感覚神経を麻痺させる事で不感となっています。ですが、その「痛みの根っこ」がなくなったのか、と言えば決してそうではありません。

これはどういう事なのか。

意識は痛みを感じなくなりましたが、「身体は痛みの信号を出し続けている」という事なのです。

つまり、本質的には根源が去っていないと言う事なのです。

神経ブロック注射で最も陥りやすいアクシデントは、痛みが消えた「治った」と勘違いをしてしまい、また、元の生活に戻ってしまったり、身体に無理をさせてしまうケースです。

ただ、局所麻酔で痛みをごまかしている段階なのに、その段階で無理をすればどうなるのか。

多くの場合は再発を迎えます。

この場合、再発と言うよりも、「悪化」と呼んだほうが適切な状態ですので、当然ながら症状は前回よりも悪化し、同じ治療の効果も前回以上に期待ができません。

ブロック注射を受けた方で再発をした場合、比較的多くの方が手術を選択されるのはここにあります。

自らの手で、手術と言う選択肢しか選べない状態に身体を追いやってしまうのです。

ですので、神経ブロック注射は最強の鎮痛、対処療法ではあっても、根治治療とは言えない場合が非常に多いですので、その点をしっかり認識しておきましょう。

なお、神経ブロックには幾つかのタイプがあります。

まず、ブロックする部位、注射を打つ部位による違いですが、

  • 神経根ブロック : 脊髄の神経根にブロック注射を行う。
  • 硬膜外ブロック : 脊髄を包む硬膜の外側の隙間にブロック注射を行う
  • 仙骨ブロック : 仙骨部位にブロック注射を行う
  • 星状節ブロック : 頚椎の神経叢部位、星状節にブロック注射を打ち込む

これらのように沢山の神経ブロック注射があります。勿論、上記はほんの一例で、注射をする部位、働きかける部位の数だけ、種類があると考えてください。

つまり、神経ブロック注射と言っても、「ああ、あれね」と一概に言う事はできません。

各ブロックによって、目的も効果も違ってきますので、必ず、事前にチェックをするようにしてください。

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関節運動学(AKA博田法)

関節運動学(AKA博田法)とは、日本の整形外科医である博田博士が作り出した整形外科の手技療法です。

非常にソフトな施術が特徴であり、治療を受けている患者様の中には治療をされた実感がない、と言う方も少なくありません。

この関節運動学(AKA博田法)が対象とする患部とは骨盤部位の「仙腸関節」です。

本来、骨盤を形成している「腸骨」と「仙骨」は癒合を起こしており、その関節である「仙腸関節」は動かない、 と考えられてきたものです。

ですが、ほんの数ミリ、頭蓋骨のようにほんのわずかに動くとも考えられており、そしてそのわずかなズレが「腰痛」「肩こり」「変形性膝関節症」「変形性股関節症」といった疾患へと繋がっていく。

そこで、そのほんの僅かな歪みを整える事によって各種症状・疾患を改善させていく。

これが関節運動学(AKA博田法)の治療目的です。

西洋医学に属する治療法なのですが、その内容は実に手技療法に近いものであると言う事ができると思います。

非常にソフトな手技療法であり、更に整形外科での治療となるので健康保険も適用されます。

その為、民間手技療法は値段が少し気になってしまう・・・

そういった事で一歩を踏み出せずにいる患者様にはとても心強い手技療法であると思います。

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手術療法

腰痛」「変形性膝関節症」「変形性股関節症」「頚椎椎間板ヘルニア」「腰椎椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」といった症状・疾患が悪化し、保存療法や手技療法では回復の見込みが薄い、と判断された際に選択肢となる「最終・最強の物理療法」です。

患部を切開し、物理的に痛みを起こしている原因を取り除く事で、治療を行います。

一般的には「自然回復力」「自然治癒力」による「自己回復」を促すものですが、この手術は根本的に異なります。

ですので、その治療効果・鎮痛効果は大きな期待ができると言えます。

ただし、決してメリットばかりの理想的な治療法ではありません。

筋繊維を切断して、患部を開くという荒業に変わりはありませんので、

  • 術野(切断面)の癒着の可能性
  • 術野からの感染の可能性
  • 全身に影響を及ぼす筋力低下の可能性

といった様々なデメリットもやはりあります。

ですので、手術を選択するというのは慎重な検討の上での決断が必須です。

手術にも様々な方法がありますので、色んなメリット・デメリットを比較した上で決断をするようにしてください。

  • LOVE法 : 日本で最も実践数が多いであろう手術法。傷口は4~5cmが一般的。
  • MED法 : 内視鏡を活用した術式。傷口は1.5m程度。
  • PELD : 経皮的内視鏡摘出法と呼ばれる日帰り手術。切開は約6mm。
  • PN法 : 基本的にはPELDと同じタイプの術式。日帰り手術の一つ
  • 脊椎固定術 : 脊椎を金属プレート等によって固定をし、安定させる手術。
  • 椎弓切除術 : 脊椎の椎弓(主に棘突起部)を切除する事により、隙間を広げ、神経圧迫を軽減させる術式
  • レーザー治療PLDD : 最先端医療に属するヘルニアに強い治療法。日帰り手術の代表格

各術式の詳しい情報については別途、掲載予定となっています。

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