筋・筋膜リリーステクニックについて
筋肉にある二つの層、「浅筋膜」「深筋膜」のうち、「深筋膜」に対して働きかけをする治療法が筋・筋膜リリーステクニックとなります。
所謂、筋肉に端を発する疼痛症状の場合、「深筋膜」の拘縮がその原因となっている事が多いとし、皮膚側からの「浅筋膜」治療を行っても、一時的な回復は見込めるものの、根本的な根治には結びつかないと考えます。
そこで、「深筋膜」に働きかける為に、特定の運動療法を施し、更には「トリガーポイント」と呼ばれる筋肉上の特別なポイントに適切な施術を行っていく。
結果、「深筋膜」の拘縮が取り除かれ、筋肉が深筋の部位から柔軟性を取り戻し、身体の柔軟力が戻り、かつ筋肉の機能も正常なものへと戻る、という流れになります。
この治療法は「筋・筋膜リリーステクニック」という呼び名に限らず、「トリガーポイント治療」「筋膜性疼痛調整」「筋膜性疼痛治療」といった治療法も、基本的にはこの「筋・筋膜リリーステクニック」と共通の流れとなるとお考え下さい。
また、「筋・筋膜」いわゆる「深筋膜層」に働きかけるテクニックは、それ単体で手技療法として認識をされる事は稀であり、主に「方法論」として扱われている事が多いです。
この場合は、「筋・筋膜へのアプローチ」といった表現がなされます。
ですので、「筋・筋膜リリース」による治療は治療家の治療法による所が大きいのであり、
といった、各手技療法にて受ける事が可能です。
ただし、繰り返しになりますが、「筋・筋膜リリース」「筋膜性疼痛」「トリガーポイント」といった各種治療を行っていない場合は、当然ながら受ける事ができませんので、ご注意下さい。 ※最近では治療院ホームページに治療法についての詳細を掲載する治療家の方が増えていますので、確認されると良いでしょう。
筋・筋膜リリースによって期待できる効果とは
筋・筋膜リリーステクニックによって、どのような治療効果が期待できるのか。
平たく表現するならば、深筋層のコリがほぐれる事によってもたらされる効果全般となります。
ですので、筋肉の拘縮症状、所謂「コリ」の症状に大きな改善効果が期待されます。
また、深筋膜層の拘縮によって筋肉が本来の伸びを見せる事ができず、運動性に制限がかけられるという事もあります。
そうした、拘縮性の運動機能の低下に対しても、高い効果を期待できる治療法です。
更には、深筋膜層の拘縮によって筋肉が膨張し、血管が圧迫されてしまいます。筋・筋膜のリリースによって、血管圧迫が取り除かれ、そこで滞っていた血流が正常化され、全身の免疫力アップへと繋がります。
如何でしょうか。余り聞いた事のなかった「筋・筋膜リリーステクニック」と言いましても、これだけの効果が見込める、非常に優れた治療法なのです。
筋・筋膜リリーステクニックを受ける前に
非常に優れた治療法である、筋・筋膜リリーステクニックなのですが、「単に受けただけで治る」と考えるのはまだまだ早計です。
筋・筋膜リリーステクニックを受けるにしろ、他の治療を受けるにしろ、患者側で準備が必要な事があるのですが、残念ながら、今の日本にはその習慣がありません。
ですので、「言われるがままに治療を受ける」といった状態が一般化しています。
しかし、筋・筋膜リリーステクニックを含め、手技療法の治療効果を最大限に発揮する為には、「患者の理解」が必須なのです。
- 自分の症状は今、どうなっているのか
- この治療は、自分のどの部位に対して、どのような目的で行っているのか
- 治療後の状態は治療前に比べてどのような状況と言えるのか
他ならぬ自分自身の身体についてです。
ですので、決して治療家に任せきるのではなく、積極的に自分自身の身体について、健康について関心を持つようにして下さい。
どの関節の、どの筋肉を、どの方向に向かって、と考えながら取り組むだけでも全然違う効果が期待できるようになります。
自分自身の最大の理解者となってください。
それが、最短距離での回復の秘訣なのです!!


















