変形性椎間板症など「ヘルニアとは異なる」椎間板に関する診断名について
何かしらの理由で椎間板を痛めてしまう、このような場合に、頭にまず思い浮かぶ疾患といえば、
椎間板ヘルニア
が一般的かと思います。
ですが、決して、「椎間板ヘルニア」だけという訳ではなく、中には
といった様々な診断名が存在しています。
何が違うのか??治療法が異なるのか??単に名前が違うだけなのか??
明確な線引きができれば良いのですが、残念ながら、現時点では明確な線引きというものはないようです。
仮にその明確な線引きが明記されていたとしても、現場レベルには浸透している状況ではない事は確かでしょう。
それゆえに、「椎間板症」と診断された患者様がセカンドオピニオン先で「椎間板変性」「変形性椎間板症」と診断され、困惑してしまうといったケースが起こっているようです。
椎間板症とは何か
「『腰椎/頚椎椎間板ヘルニア』かと思っていたら「椎間板症」らしい。」
合同会社腰痛治療ナビにはこうした「安心の声」が沢山届けられます。
これは「腰椎/頚椎椎間板ヘルニアではなかった」という安心感からくるものだとは思うのですが、やはり何よりも大切な事は
「状況を明確に把握することであり、それは診断名を確認する事ではない」
と考えています。
つまり、「椎間板症」と診断された場合に大切な事とは
「椎間板ヘルニアでないので、一安心した。だが、自分の身体に起こっている事は何か」
という更なる絞込みによる、「因果関係の把握」です。
何故なら、対処すべき原因は決して「診断名」から見極めがつくものではないからです。
同じ「椎間板症」と診断された患者様同士でも、その発症に至るプロセスは個々人で異なり、当然、その対応策も個人レベルで細分化していくものなのです。
ですので、「椎間板症」という診断について、より「個人的なレベルに」掘り下げた確認が大切になります。
「同じ診断名なのに、その原因や適切な対処法は個人レベルで異なるのか?」
では、そもそも「椎間板症」という診断はどういうものなのか。
これは、診断する医師の判断によって異なるようです。それゆえに「それのみ」で決して安心できる診断名ではありません。
合同会社腰痛治療ナビに集まる「椎間板症」と診断された患者様の声によると、
- レントゲンの結果、椎骨の間にある隙間が少し狭いようだと言われ「椎間板症」と診断を受けた
- MRIの結果、椎骨に小さな骨棘が生まれていると説明され、「椎間板症」と診断を受けた
- 軽い痺れ、慢性的な腰痛があったが、MRIでは特に異常がなく、「おそらく椎間板症です」と説明を受けた。
- 椎間板の柔軟性が衰えていると説明を受け、「椎間板症」という診断を受けた
- 椎間板が少し脊髄を圧迫しているそうだが、程度が低かったので「椎間板症」と説明を受けた。
実際に「椎間板症」と診断を受けた患者様の場合でも、これだけ異なる状態なのです。
つまり、「この状態であれば確実に椎間板症」といった明確な方程式があるものではなく、広義の意味で椎間板に何かしらの異常(症状)が見られる状態を指して言うようです。
「椎間板症とは椎間板に何かしらの異常が生じていると考えられる状態一般を指す」
ですので、合同会社腰痛治療ナビでは「椎間板症」についての相談を寄せられた患者様には必ず、
「ご自身の自覚症状について、また、その原因と椎間板の状態、筋肉、骨格の状態について確認してください」
と提案をしています。
「椎間板症」というだけでは、具体的にどのような状態になっているのかがまだ見えてこないからです。
大切な事は「椎間板症」という診断名を覚える事ではなく、今、身体に何が起こっているのかを知る事であり、最短距離で健康を取り戻す方法とは、「身体の今」をしっかり理解する事でしか見つけ出すことができないと考えています。
繰り返しになりますが、「椎間板症」とは入り口にあたる診断名である、という認識でいてください。
そこからわかる事実は「椎間板に何かが起こっているようだ」という事までである事が多いのです。
実際の治療方針の策定にあたって、特に大切なのは「その先」にある情報です。
- 何処の椎間板に異常が起こっているのか
- 椎間板の異常とはどのようなものなのか
- その異常がどのような症状の引き金となっているのか
- 今ある自覚症状はその椎間板症が直接的な原因となっているのか、間接的なものなのか?
- なぜ、椎間板にそのような異常が起こったのか
- この椎間板異常に対する治療にはどのような手段が選択肢としてあるのか
- 椎間板の異常によって「筋肉」の機能性には異常が生じていないのか?
- 椎間板の異常・筋肉への影響によって「骨格」は歪みを見せていないか?
これらの詳細な情報を必ず確認するようにしてください。
一般的な「椎間板症の治療」よりも、上記のような具体的な情報が把握された「自覚症状の治療」の方が治療効果は著しいはずです。
「椎間板症」とは色んな可能性が考えられる「曖昧な領域」に属するものと考えられます。
ですが、患者様自身の健康に関する事ですので、決して「曖昧」なままで治療に取り組むのではなく、明確な情報として身体の状態を把握した上で治療方針を専門家と相談するようにしてください。
敵を知り、己を知らば百戦危うからず。
椎間板症についても、この言葉がピッタリ当てはまります。
変形性椎間板症とは何か
「椎間板症」と同じく、椎間板ヘルニアではないとされる椎間板異常の診断名が変形性椎間板症です。
こちらも「椎間板症」と同じく、腰痛治療ナビに対処法等について相談が寄せられる事が多い診断名です。
実際に、合同会社腰痛治療ナビに寄せられる「変形性椎間板症」と診断を受けた患者様の症状は「椎間板症」と診断をされた患者様と殆ど共通しています。
- 慢性的な腰痛症状
- 起き掛けにくる坐骨神経痛のような神経痛
- 夕方が近づくにつれて、腰が重だるくなっていく
- 時々「ピリッ!!」とやってくる痺れのようなもの
等が患者様が自覚される代表的な症状のようです。
ただ、この「変形性椎間板症」の場合は、その名前が示すとおり「椎間板症」に比べると状況が絞り込まれています。
「椎間板に何かしらの変性が起こった結果、自覚症状が起こっている」
といった状況が考えられる場合に診断されるケースが多いようです。
実際、「変形性椎間板症」と診断された患者様に伺った詳細には
- 椎骨に骨棘ができてしまい、変形していると説明を受けた
- 椎間板の柔軟性が失われ、少し形が歪になっていると説明を受けた
- 椎間板周辺の靭帯と椎間板自体が少し癒着を見せているかもしれないと説明を受けた
- 椎骨の一部が小さな破片となって剥離している可能性があると説明を受けた
こういった、何かしらの「変形」を起こしてしまっているケースが殆どでした。
ですので、変形性椎間板症とは
椎間板症の中でも、椎間板周辺組織の「変形」を伴う状態を示すもの
と考えることができるのではないかと考えています。
この「変形性椎間板症」と診断された場合も、やはり大切な事は「椎間板症」と同じで、
現在の状況を正確に把握すること
これに尽きると合同会社腰痛治療ナビのスタッフは考えます。
- 自分の椎間板周辺組織はどのような変形を見せているのか
- それが今の自覚症状と直接的に結びつくのか、あるいは間接的なものなのか
- その変形は自然治癒を見込めるのか、あるいは手術しか無理なのか
- 症状を緩和・軽減させるにはどのような処置が適切なのか
- 自分に選択が可能な選択肢にはどのような方法論があるのか
やはり、「個人レベル」での状況を明確に確認した上で、
- 「最も身体に負担が少なく」
- 「最も経済的であり」
- 「最も短期間で回復を期待できる」
といった最適な方法論を導き出すのが重要であると考えます。
敵を知り、己を知らば百戦危うからず。
変形性椎間板症についても、この言葉がピッタリ当てはまります。
椎間板変性とは何か
「椎間板症」「変形性椎間板症」に比べると寄せられる相談数は少なくなりますが、似たような椎間板の診断名に「椎間板変性」というものがあります。
これは椎間板に変性が起こる疾患となりますので、「変形性椎間板症」とほぼ同義と考えて問題ないと考えられます。
実際、合同会社腰痛治療ナビに相談を寄せられた「椎間板変性」と診断を受けた患者様の自覚症状は
- 慢性的な腰痛症状
- 稀に感じる神経痛症状
- 夕方が近づくにつれて、腰が重だるくなっていく
- 雨の日や冬などに特に神経痛の症状が出てくる
といったものが多く、また、医師に診断を受けた際の説明が
- 椎骨に骨棘が生まれ、変形をきたしている。
- 椎間板内の柔軟性が失われ、変形をきたしている。
- 椎間板自体の容量が若干小さくなっている。
といったものだったそうです。
この「椎間板変性」と診断をされた患者様に対して、合同会社腰痛治療ナビではやはり他の椎間板系の疾患と同様に
- 自分の椎間板周辺組織はどのような変形を見せているのか
- それが今の自覚症状と直接的に結びつくのか、あるいは間接的なものなのか
- その変形は自然治癒を見込めるのか、あるいは手術しか無理なのか
- 症状を緩和・軽減させるにはどのような処置が適切なのか
- 自分に選択が可能な選択肢にはどのような方法論があるのか
この、「個人レベル」での状況を明確に確認した上で、
- 「最も身体に負担が少なく」
- 「最も経済的であり」
- 「最も短期間で回復を期待できる」
といった最適な方法論を導き出すのが重要であると考えます。
敵を知り、己を知らば百戦危うからず。
椎間板変性についても、やはりこの言葉がピッタリ当てはまります。
頚椎症/胸椎症/腰椎症
最近、合同会社腰痛治療ナビに問い合わせが増えてきた診断名が
- 「頚椎症」
- 「胸椎症」
- 「腰椎症」
といった診断名です。
これもまた、明確な症状と結びついた診断名というよりも、「椎間板症」や「慢性腰痛」に近い、非常に広義の意味を含む診断名と考えられます。
「椎骨」を含めた周辺組織に何かしらの変化・問題が生じ、症状を起こしている
とするものです。
頚椎に生じた異常であれば、「頚椎症」
胸椎に生じた異常であれば、「胸椎症」
腰椎に生じた異常であれば、「腰椎症」
といったように、それぞれの部位によって名称が異なります。
ただ、どの部位にあっても、その自覚症状は極めて類似しており、
- 首・肩・胸・腰に重苦しい慢性痛症状
- 首・肩・胸・腰に神経痛の症状
- 少し無理をすると「ピキッ!」と電気が走ったような痛みがくる。
- 首・肩のこり
つまり、「筋肉の痛み」と「神経痛のような痺れ」が主だった自覚症状となるようです。
ただ、非常に広義な意味を持つ診断名である事に変わりはありませんので、
- 自分の患部に何が起こっているのか
- この自覚症状はどのような仕組みで生じているのか
- 患部の周辺筋肉は正常に機能をしているのか
- 患部周辺を中心とした骨格は歪みのない状態にあるのか
といった正確な状況を把握する事は必須とお考えください。
「ビリビリ!!」とした神経痛が頻繁に自覚される方の場合は特にMRI検査までも含めた状況の把握を強くお勧めします。
これは「ヘルニア」の有無を確認する事によって、最善の治療方法を選択する上で重要な情報となってきます。
「頚椎症」「胸椎症」「腰椎症」のいずれの場合であっても、「学ぶ・知る」事が最善策を導き出す最初の一歩となる事は間違いありません。
敵を知り、己を知らば百戦危うからず。
やはり、「頚椎症」「胸椎症」「腰椎症」についても、この言葉がピッタリ当てはまるのです。

















